『考えることが好き』なあなたにオススメ。エンジニア・サポート・保守業界の正社員の仕事とは? | マイナビバイトTIMES
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    『考えることが好き』なあなたにオススメ。エンジニア・サポート・保守業界の正社員の仕事とは?

さまざまなインターネットサービスやアプリケーションなどのシステムを支える重要な仕事が、エンジニア・サポート・保守です。IT業界の市場規模は年々拡大しているため、需要が高まっている職種とも言えるでしょう。この記事では、エンジニア・サポート・保守の正社員に向いている人の特徴や仕事内容、アルバイトとの違い、正社員登用に関するよくある疑問点などについて詳しく解説します。アルバイトから正社員になるかなんでいる人はぜひ参考にしてくださいね。


1.エンジニア・サポート・保守の正社員に向いている人の特徴

エンジニア・サポート・保守 正社員 向いている人

エンジニア・サポート・保守では、専門的な知識を用いてソフトウエアやシステムの開発を行い、完成後はシステムの運用やトラブル対応、カスタマーサポートなどの業務を行います。ここでは正社員に向いている人の特徴を8つご紹介します。

『考えること』が好き

エンジニア・サポート・保守は、専門的な知識やスキルを必要とする技術職です。また、システムを開発・運用するためにはアイデアを出し、それを応用して作業を進めるようなクリエイティブな側面も求められます。そのため、考えることが好きで、物事を論理的に考え、分析できる人には適性があるでしょう。

計画を立てるのが好き

プロジェクトを円滑に進行したり、作業の納期を厳守したりすることもエンジニア・サポート・保守には重要です。そのため、タスクの優先順位を判断しつつ、計画を立て、それを着実に実行できるスキルが求められます。チームをまとめるような上の立場に就くと、社内外の進捗管理なども任せられるようになります。

ルールを守れる

各システムによって、何のプログラミング言語を使うのか、どのような機能を持つのかなどのルールが決められています。そのため、ルールをしっかりと把握した上で、仕様書にしたがって作業するのが苦にならない人や、ルールに変更があっても柔軟に対応できるなどのスキルがある人は、向いているでしょう。

好奇心が旺盛な人

ITやデジタル技術は革新的に進化を続けていることから、エンジニア・サポート・保守は日々の情報収集が欠かせません。更に進化の早いIT業界では、目まぐるしく変わるトレンドや消費者の需要を捉える力も必要です。そのため、好奇心が旺盛で、最新技術や自分の知らない分野について貪欲に情報収集を行い、独自に知見を広げていける人は、エンジニア・サポート・保守の正社員に向いていると言えます。

地道に勉強することが好きな人

エンジニア・サポート・保守は、業務を通じて常に進化し続ける業界の情報を収集し、知識やスキルをアップデートさせていく必要があります。正社員になってからも、独自にコツコツと勉強を続ける努力が求められるため、地道に一人で勉強を続けることが苦にならない人や、勉強熱心な人が向いていると言えます。

忍耐強い人

特にシステム開発の現場では、納期直前で仕様が大きく変更されたり、急に納期が早まったりなど、想定外の理由で残業や休日出勤が生じるケースも考えられます。また、システムの改善やトラブル対応に関わる保守やテスターなども同じシステムに向き合い続ける仕事のため、辛抱強さが求められます。想定外の出来事が起きても動じずに対応できる人や、一つのことにじっくり向き合える忍耐強さを持った人は、エンジニア・サポート・保守の正社員に向いていると言えるでしょう。

パソコンが好き

エンジニア・サポート・保守は、ほとんどの仕事でパソコンを使います。パソコンが好きな人は、操作が苦にならずに仕事に取り組むことができるでしょう。また、パソコンに対する興味や理解があれば、ソフトウエア開発やプログラミングなど、技術的なスキルが必要な業務も早く覚えられるでしょう。

専門スキルを身につけたい

技術職であるエンジニア・サポート・保守は、業務に専門的な知識やスキルが求められる職種です。未経験でも働きながら専門スキルを磨くことができる職場も多いため、「専門スキルを身につけたい」と考える人におすすめ。身につけたスキルを次のキャリアに活かすこともできるでしょう。


2.エンジニア・サポート・保守の職種と仕事内容

エンジニア・サポート・保守 職種 仕事内容

エンジニア・サポート・保守には、さまざまな職種があるため、それぞれの仕事内容の違いを正しく理解することが大事です。

SE・プログラマーの仕事内容

SE(システムエンジニア)とプログラマーはいずれもシステムの設計や開発に携わる職種ですが、担当する工程が異なります。

・SE(システムエンジニア)

SEの仕事はシステムの設計と開発です。クライアントの要望をどのようにシステムに落とし込むかを考え、システムの全体像や大枠を決めていきます。
クライアントと直接やりとりを行い、要望をヒアリングする必要があるため、技術面のスキルだけでなく、コミュニケーション能力も求められます。未経験からキャリアをスタートした場合、実務を通してシステムの設計に関わる知識や技術の他、プログラミングスキルを身に付けていきます。

・プログラマー

プログラマーはSEが作成した設計書をもとに、プログラム言語を用いてシステムを作り、動作テストなどを行います。企業によってはSEがプログラマーの仕事まで担当したり、プログラマーがSEの工程から携わったりなど、担当領域が変わってくることもあります。
業務にはプログラミングスキルが必要とされるため、未経験者は簡単な業務に携わりながらスキルを習得することが初めのステップです。特に新人研修やOJT(※)などのサポート体制がある企業では、学びやすい環境が整っているでしょう。現役プログラマーの中にも、未経験から実力をつけてきた方が活躍されています。

※OJT(On the Job Training)とは、上司や先輩社員が指導役となり、新人社員や若手社員に対して、現場での実務を通じて業務の知識やノウハウを教える教育手法です。

テクニカルサポート・保守・テスターの仕事内容

テクニカルサポート・保守・テスターは、システム周りのサポートやトラブル対応を行う仕事です。それぞれの専門領域の違いを詳しく見ていきましょう。

・テクニカルサポート

テクニカルサポートは顧客や一般消費者からの問い合わせ窓口となり、サポートを行う仕事です。具体的にはソフトウエアのインストールの仕方や設定、操作方法など技術的な問題に関する問い合わせを受け、電話やメールで対応しながら問題解決を目指します。
技術的な知識の他、提供する製品やサービスの詳細理解、窓口対応のためのコミュニケーション力などが求められます。

・保守

システムトラブルを未然に防いだり、問題を解決したりするのが保守です。システム障害によってサービスが使えなくなると、クライアントやお客さまに多大な影響を与えるため、機能のアップデートや定期的な点検なども重要な業務の一つです。
問題発生時の改善スキルや、システムの課題を発見する力が鍛えられるため、将来ITコンサルタントなどへとステップアップする道もあります。

・テスター

完成したシステムの動作確認を行うのがテスターです。事前に決められたチェック項目に沿ってテストを行い、問題なく動作するか、バグが出るかなどの結果を報告します。特に資格や専門的な知識は必要ないため、未経験者でも任せてもらえるケースもよく見かけます。

正社員LP


3.エンジニア・サポート・保守の正社員とアルバイトの違い

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正社員とアルバイトの違いは、勤務形態、給与体系、仕事内容に現れます。違いを理解したうえで、正社員とアルバイトのどちらを選択するべきかを確認しましょう。

正社員とアルバイトの勤務形態

アルバイトの勤務形態は、自分の都合に合わせて働く時間や日数を希望できる「シフト制」で働くケースが一般的です。一方で、正社員の勤務形態は会社が定めた労働時間や、始業・終業時間に合わせて働く「フルタイム勤務」が一般的です。正社員の場合、SEやプログラマー、テクニカルサポートなどの職種に限らず、残業が生じやすい傾向にあります。作業量の多さや人材不足の他、突発的なトラブル対応や、急な仕様変更などが主な理由です。
また、勤務場所については、自分の所属する会社で働くだけでなく、在宅ワーク、クライアントのオフィスに一定期間常駐するケースなどさまざまです。自分の希望する働き方ができるかどうかも、仕事を選ぶときの決め手になり得るでしょう。

正社員とアルバイトの給与体系

アルバイトの場合、時給制が採用されることが一般的です。一方、正社員の場合、月給制で固定給となるため、安定した収入が望めるでしょう。エンジニア・サポート・保守の正社員は、自身のスキルや実績によっては高収入も望めます。
また、クライアントの要望・要件の実現や、納期の厳守、成果物の品質など、あらゆる業務の経験を積むことでやりがいも大きく、満足感や達成感を得ることができるでしょう。

正社員とアルバイトの仕事内容

エンジニア・サポート・保守は、一般的に「技術職」と呼ばれる職種で、一人前に仕事をするためには技術とスキルの積み重ねが必要になります。アルバイトの場合は、正社員の指示に従って、サポート業務を行っていきます。
未経験からエンジニア・サポート・保守の正社員になった場合、最初に任される業務はアルバイトと同じように技術レベルがそれほど高くなく、責任も比較的軽い簡単な業務になります。簡単な開発(プログラミング)やテスト業務などを通して、少しずつ現場経験を増やし業務に慣れてくれば、やや複雑なプログラミングや設計など、担当する範囲が広がっていきます。


4.エンジニア・サポート・保守の正社員になるメリット・デメリット

エンジニア・サポート・保守

ここではエンジニア・サポート・保守の正社員になるメリットとデメリットを解説します。どちらの側面も理解した上で、正社員を目指しましょう。

エンジニア・サポート・保守の正社員のメリット

正社員は一般的に固定給のため、給与面での安定がメリットの一つです。更に経験を積めば、ボーナスや昇給により、給与アップを目指すことができます。
特にSE・プログラマーの場合、正社員としての経験を活かすことができれば、高い年収を得られ、充実したキャリアを築けるチャンスがあります。
また、正社員になるとプログラミングや専門性の高いIT関連のスキル・知識を身に付けることもできます。それを活かして、将来的にITコンサルタントやAIの分野など、他職種や異業種へのキャリアチェンジも目指せます。

エンジニア・サポート・保守の正社員のデメリット

一概には言えませんが、任される業務や自身の作業ペースによっては、残業が生じやすいというデメリットが考えられます。一般的なシステム開発の現場では、まずプロジェクトマネージャーがプロジェクトのタスクを細分化し、スケジュールを立てます。あなたに任された作業がその期限に間に合うようなら残業の必要はありませんし、間に合わないなら残業する可能性もあるでしょう。ただし、未経験者の場合は、初めから一人で作業を抱えることは少なく、先輩社員のサポートのもとで業務を進めます。作業の遅れが発生しそうな場合は相談しましょう。
なお、残業時間については、会社の残業規則などによって大きく異なります。自分の望む働き方と実際の労働環境にミスマッチが起きないよう、応募時には残業の有無、平均残業時間、残業代の支払われ方などの条件をよく確認することが大切です。


5.エンジニア・サポート・保守の正社員についてよくある質問

エンジニア・サポート・保守 正社員 よくある質問

エンジニア・サポート・保守の正社員を目指す人から寄せられる「よくある質問」にキャリアコンサルタントがお答えします。

Q1. 未経験からエンジニア・サポート・保守の正社員になることはできますか?

募集条件によっては未経験者でも正社員を目指せます。ただし、採用されてから業務に必要な知識やスキルを習得する必要があり、一人前になるためには、少なくとも3年程度は必要です。このため、未経験から正社員になった人は、「入社から3年は下積み期間である」ことを念頭に実務経験を積むのが良いでしょう。
未経験者の場合、入社後すぐの時期は簡単な業務や雑務を任されることが一般的です。最初は右も左も分からないかもしれませんが、まずは与えられた業務を着実にこなすことを心がけましょう。その業務に慣れてくると、単純作業に飽きてくることもあるでしょう。しかし、そこで「やりがいがない」「やりたいことができないから辞めよう」となるのは時期尚早かもしれません。まずは下積み時代である3年間で業務経験とエンジニアとしての基礎をしっかりと固め、次のステップに備えましょう。

Q2. 理系のほうが有利と聞きましたが、文系出身で正社員になれますか?

実際、エンジニア・サポート・保守の正社員で文系の人は数多くいます。学歴だけで判断されない業界でもあるため、文系出身だからといって不利になることはありません。
エンジニア・サポート・保守の現場では、コミュニケーションが求められます。文系出身の方の場合、クライアントや社内スタッフと対話するための「コミュニケーションスキル」や、プロジェクト進行にあたり必要な書類を作る「ドキュメント作成スキル」が評価されることが多くあります。自分の得意分野をうまく活かして業務に貢献できれば、どの現場に行っても重宝されるでしょう。

Q3. プログラミングの勉強は、どのようにすればいいですか?

目安としてパソコンの基本操作が問題なくでき、基礎レベルのプログラミング言語を1種類以上習得しておくと、いざ業務が始まった際に役に立つはずです。面接時、業務に必要なスキルやプログラミング言語を聞いて、入社までにあらかじめ勉強しておくのも良いでしょう。

勉強方法としては「独学」「プログラミングスクールに通う」の2つがあります。独学の場合、書籍やWEB教材などを用いて勉強します。基本的には教材費のみでリーズナブルに始められますが、時間と労力がかかるため、モチベーションを維持できず挫折してしまう人が数多く見受けられます。自身の生活と両立しながら無理なく進められる目標や計画を立てて、着実に勉強を進めることが大事です。
プログラミングスクールに通う場合は、更に「通学」「オンライン受講」の2種類から受講の仕方を検討します。受講費がかかり、授業以外に予習・復習のための時間も確保する必要はありますが、効率的に勉強を進められるというメリットがあります。また、スクールによっては仕事を探す際のサポートも行ってくれます。その他、新人研修やOJTなどのサポート体制がある企業であれば、正社員として入社後に実務を通してプログラミングのスキルを身につけるのも一つの方法です。

Q4. 未経験でエンジニア・サポート・保守の正社員になった場合、リモートワークはできますか?

エンジニア・サポート・保守の求人では「リモートワーク可能」の条件で募集している求人が多い傾向にあります。完全に出社をしなくても良いフルリモート、もしくは、1週間のうち数日はリモートを取り入れるなど、企業によってその程度は異なります。
未経験から正社員入社した人の場合、基本的には企業の方針によって、リモートワークかオフィス勤務かが決まります。ただし、初めのうちはオフィス勤務し、業務に慣れてきたらリモートワークに移行するほうが適しているかもしれません。一般的にリモートワークは個人作業を黙々とこなすのに向いていますが、新人のうちは覚えることが多く、分からないことを気軽に質問できる環境とは言い難いためです。とはいえ、エンジニアを採用する企業のリモートワーク導入率は高く、入社時からリモートワークができる職場も多いでしょう。


6.キャリアアドバイザーからのアドバイス

私自身、SEを10年以上経験してきました。エンジニア・サポート・保守の仕事は、職歴や経歴に関係なく実力があれば誰でも評価される点や、現場経験があれば転職が成功しやすい点もメリットです。私も出産・育児により13年のブランクがありましたが、これまでの経験を評価され、転職先が早く見つかりました
エンジニア・サポート・保守の正社員になることは、自分の成長にもつながります。特に「ルールを守れる人」「好奇心が旺盛な人」「地道に勉強することが好きな人」などは、日々技術が進化する中、未知の領域に挑戦することで自分のスキルが向上し、充実感を得られやすいでしょう。どれほど優れたエンジニアやプログラマーであっても、はじめは誰でも初心者です。経験や経歴の有無を恐れず、勇気を持って新しいキャリアの扉を開いてください。

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監修者

株式会社みらぴか
エンジニア、ライター
水無瀬 あずさ(みなせ あずさ)氏

https://mirapika.jp


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