アルバイトに応募する際、履歴書の提出を求められることが多くあります。履歴書には、氏名や年齢、学歴といった基本項目のほか、志望動機や自己PRといった記入欄が存在します。その中に“趣味・特技欄”があるのを知っていますか?
趣味・特技を聞かれているとはいえ、履歴書は大切な自己PRの場。可能なかぎり、有効に活用したいですよね。
今回は、履歴書の“趣味・特技欄”にみんなが何を書いているのか調べてみました。
1.“趣味・特技欄”には何も書いていない人が多い!?
10代〜20代の男女アルバイト経験者に、「アルバイトに応募する際、履歴書の“趣味・特技欄”にはどのようなことを書いています(した)か?」というアンケート調査を行ったところ、「趣味」20.2%、「スポーツ」9.5%、「芸術」4.8%、「語学力」3.6%、「その他」1.2%という結果になりました。一方で、「何も書かない」人が60.7%と最も多いことも分かりました。
2.「趣味」を書いている人の具体的な内容は?
特技欄を埋めている人が、具体的にどのようなことを書いているのかを調査したところ、「趣味」を選択した人の中で最も多く挙がっていたのは「読書」、続いて「映画鑑賞」でした。
その他、体力があるアピールとして「キャンプ、登山、スノーボード」といったアウトドアの趣味を挙げる人や、「囲碁」「茶道」「写真撮影」などを挙げる人もいました。
また、「調理の仕事なら料理、家庭菜園」という風に、「求人ごとにアピールできそうな趣味」を使い分けて書いている人もいるようです。
3.「スポーツ」や「芸術」では部活をアピールする人も!
「スポーツ」を選択した人の具体的な内容を見てみると、「部活で剣道をしていたこと」「弓道」「ソフトテニス」「卓球」などが挙がっており、中には「大学時代に所属していた体育会系のサークルで鍛えた精神力を押し出す」という人もいました。
また、「芸術」を選択した人にも「バレエ、ピアノをしている」という回答があり、いずれも部活での経験を挙げている人が多いことがうかがえました。
4.「語学力」を書く人は資格をアピールするケースも!
「語学力」を選択した人の回答を見てみると、「英語ができる」「人と接することが好き」という意見のほか、「TOEIC910点」などといった具体的な資格をアピールしている人もいました。
自分のスキルを活かしたアルバイトをする場合には、“趣味・特技欄”を有効に活用することもできるようです。
5.“趣味・特技”は面接で話題になるの?
「面接で特技について話題になったことはありますか」という調査をしたところ、話題に“なった人”と“ならなかった人”の割合がほぼ同じだという結果になりました。
中には「レンタルビデオ店に応募した際、趣味である映画鑑賞の話題で盛り上がった」「映画や音楽の知識を問われていたのだと思う」という意見もありました。
「趣味・特技欄」への記載内容と、勤務先の職種や業務内容に関係性があれば、話題になる可能性は高まりそうです。