運転好きは天職!?未経験・普通免許でも活躍できるドライバーの仕事内容・種類とは | マイナビバイトTIMES
  • ノウハウ

    運転好きは天職!?未経験・普通免許でも活躍できるドライバーの仕事内容・種類とは

この記事の要約

普通免許だけ、未経験でも働ける仕事・バイトは多くあります。運転好きならぜひチャレンジしてみてください。

\あなたに合ったバイトが見つかる!/

ドライバーの仕事を探す

運転が好きな方にとって、ドライバーの仕事はまさに天職ともいえます。運転そのものが業務の中心となるため、好きなことを生かしながら毎日を過ごせる点は大きな魅力です。人やモノを目的地まで安全に届けるドライバーという仕事には、大きな責任感ややりがいがあります。運転好きの方にとって、ステアリングを握る時間が長いほど仕事へのモチベーションが高まるでしょう。

本記事では、普通免許で始められるドライバーの仕事から、向いている人、平均年収、未経験からの探し方まで詳しく解説します。


1. そもそも普通免許でもドライバーの仕事に就けるの?

ドライバーの仕事は、特別な運転免許資格を持っていなければできないと誤解している人が多いのではないでしょうか。たしかに、特殊車両を運転するために専用の運転免許を要する仕事もあります。ですが、普通自動車第一種運転免許(普通免許)があれば就ける仕事も数多くあるのです。例えば、乗せた「人」から送迎代金を徴収するタクシードライバーの場合、普通自動車第二種運転免許が必要となるため、普通免許だけでは就くことはできません。

このように普通車、軽トラック、ワゴン車、原付自転車といった普通免許の規定を満たした車を使用し、かつ「物」または、送迎代金の発生しない「人」を乗せる場合は、普通免許しか持っていない人でもドライバーの仕事を始めることができます(※)

※所有者の車を運転する運転代行業務は普通自動車第二種運転免許が必要。

ドライバーの仕事を探す


2. 普通自動車第一種運転免許のみでもできる運転の仕事とは?

普通免許だけでも始められるドライバーとは、具体的にどのような仕事があるのでしょうか。ここでは5つのドライバーの仕事を紹介します。

随伴車ドライバー

お酒を飲んで車を運転できなくなったお客さまに代わって運転をするサービス「運転代行」。このサービスにも、普通免許があればできる仕事があります。 運転代行は基本的に、2人1組でお客さまの元へ出向き、一人がお客さまの車を運転し、もう一人は自社の車で追走します。お客さまの車を運転する場合には普通自動車第二種運転免許が必要ですが、自社の車で随伴する場合は普通免許さえあれば行うことができます。夜間の勤務が多くなるため、日中の仕事と掛け持ちがしやすい仕事といえるでしょう。

介護ドライバー

デイサービス(通所介護)から家まで、利用者の送り迎えをする仕事です。利用者が車に乗り降りする際の介助は同乗の専門スタッフが行うことが多いため、普通免許さえあれば、介護士資格などがなくても働くことができます。決まった運転ルートを走ることが多いため、地図を覚えるのが不得意な人でもチャレンジしやすいでしょう。ただし、車の車種には注意が必要です。一度に複数の利用者を乗せるため、ワンボックスやワゴンタイプのやや大きめの車を送迎車にしていることもあります。それらの運転が苦手な人は、事前に運転する車の車種も確認しておくと良いでしょう。なお、施設から通院などの目的で病院・クリニックへ送迎する介護タクシーの場合は、第二種免許や別の資格が必要です。

引っ越しドライバー

1トンまたは2トントラックを使って引っ越しの荷物を配送するほか、梱包や積み込み、搬入などの付随作業も行います。家電や家具などを取り扱うため運転にも気を使うかもしれませんが、同乗する管理者やリーダーがコツや方法などを指導してくれるため、未経験でも安心して始められます。依頼先が異なっても仕事の流れは変わらないため、すぐに仕事に慣れることができるでしょう。なお、平成29年(2017年)3月12日以降に普通免許を取得した人は、車両総重量3.5トン、最大積載量2トン未満までの車両が運転できます。最大積載量2トン以上のトラックを運転する場合には、準中型免許以上(中型免許・大型免許含む)の取得が必須です(※)そのため、応募する前に自身が運転できる車両の種類を確認しておきましょう。

※参考:準中型自動車・準中型免許の新設について|警視庁

>>>【体験談あり】引っ越しバイトはきつい? 仕事内容や時給相場、メリット・デメリットを分かりやすく解説

レンタカーの回送ドライバー

レンタカーを運転して、目的の場所に移動させるのが主な業務です。回送の指示が入ると、指定された日時に合わせて車両の引き取り場所へ出向き、車種やナンバーを確認した後、引渡し場所まで運転して向かいます。また、整備が必要な車を工場まで運ぶこともあります。人や物を乗せない分、運転に集中しやすく、マイペースに仕事ができるので初心者でも気軽に始められそうです。ただし、お客さまの予約時間に間に合うよう、時間厳守は絶対です。引き渡し期間には余裕を持たせている場合が多いですが、道が混んでいることもあるため、時間配分を考えて業務にあたるよう心掛けましょう。

配達、配送、宅配、デリバリードライバー

個人宅や企業などへ、食品や資材などを届けます。軽ワゴンや軽トラック、小型トラックといった、比較的小さめの車を使うことが多いため、普通免許だけでも始めることができます。お客さまと直接やりとりがあるものの、マニュアルやシステムも構築されているため、未経験でもすぐに慣れることができるでしょう。 職場によっては小回りの効くバイクや自転車で行う場合があります。車を運転する仕事を希望する場合は、運転する乗り物も確認しておきましょう。

>>>デリバリーバイトはきつい?業務内容や時給、メリット・デメリットなどを解説

ドライバーの仕事を探す


3. 普通自動車第二種運転免許が必要な仕事の一例

普通自動車第二種運転免許が必要な仕事の一例を紹介します。アルバイトを卒業し、普通免許からキャリアアップできる仕事もあります。

タクシー・ハイヤードライバー

タクシードライバーは第二種運転免許が必要になりますが、多くのタクシー会社が未経験者向けの取得サポートや研修制度を用意しています。街中での接客が中心となるため、安全運転に加えてお客さまへの礼儀や道案内のスキルも求められます。

運転代行ドライバー

上述した随伴車ドライバーではなく、お客さまが所有する自動車を代行して運転する場合は第二種運転免許が必要になります。自分の車ではなく依頼者の車を運転するため、慣れない車種でも安全に運転できるスキルが必要となります。

路線・高速バスドライバーは大型二種

同じ二種免許でも路線バスや高速バスといった大型バスによる旅客自動車を運転する場合は、大型第二種免許が必要となるので注意してください。アルバイトではなく、トラック・バスドライバーとしての就職先などを検討している場合は、仕事にあった免許をしっかり把握しておく必要があります。


4. 運転好きだけじゃだめ?ドライバーの仕事が向いている人

ドライバーの仕事をするうえで “運転好き”であることは重要な要素ですが、最も大切なのは「安全運転」です。では、どのような人が向いていると言えるのでしょうか。

安全運転に自信がある

ドライバーの仕事は、安全運転が第一です。時間通りに指定の場所へ到着することも大事ですが、それ以上に、お客さまの荷物や人の命を守りながら働けるかどうかが重要なのです。「大切な物や命を運んでいるんだ」という意識を常に持ちながら、ハンドルをしっかり握り、集中して運転するよう心掛けましょう。

ストレス耐性があり冷静な判断ができる

勤務時間のほとんどが運転に費やされるため、運転が苦手だと、仕事中ずっと気を張り詰めて働くことになります。これでは疲労もストレスも溜まり、運転に必要な注意力も散漫となって、思わぬ事故を招きかねません。長く安全に働くためにも、自身は運転が苦にならないタイプかどうか、冷静に見極めましょう。また、体調が優れないと感じた時は、無理をしない姿勢も大切です。

一人の時間が好き

長距離運転や一人での搬送作業などが多いドライバー職は、マイペースに仕事を進めたい方に向いています。もちろん個人差はありますが、一人の時間を楽しめる人ほどドライバーのライフスタイルとの相性が良いでしょう。

運転技術を磨きたい

毎日異なるルートを走ることもあるドライバーの仕事は、運転技術を着実に上達させる絶好の機会です。初心者のころは難しく感じる車幅感覚も、繰り返し運転するうちに自然と身に付いていきます。業務を通じてさまざまな道路状況や天候に対応するうちに、どんな場面でも落ち着いて運転できるスキルを養えるのが魅力です。

ドライバーの仕事を探す


5. 正社員ドライバーの平均年収・アルバイトの平均時給

正社員ドライバーの平均年収

ここでは、おもな運転の仕事の正社員の平均年収を紹介します。

職種 平均年収
一般貨物ドライバー 400万円〜450万円
タクシードライバー 300万円〜350万円
バスドライバー 350万円〜400万円
大型トラックドライバー 450万円〜500万円
宅配ドライバー 350万円〜400万円
高速道路ドライバー 400万円〜450万円
建設機材ドライバー 450万円〜550万円

最も平均年収が高いのは、建設機材のドライバーです。重機や建設機械の運転には、厚生労働省が定める技能講習を修了し、資格を取得する必要があります。スキルアップ、収入アップを目指す人におすすめの仕事です。

アルバイトの平均時給

次に紹介するのは、マイナビバイトが調査したドライバーに関する職種別アルバイトの平均時給です。

職種 平均時給
配達・配送・ドライバー 1,345円
デリバリー・バイク便 1,146円
新聞配達・ポスティング 1,269円
その他配送・引越・ドライバー 1,360円

※2025年2月求人掲載分の平均時給

ドライバーの仕事を探す


6. 運転好きだけど未経験、ドライバーの仕事の探し方

未経験からでもドライバーとして働けるのか、不安に思う方も多いでしょう。ここでは探し方のポイントをご紹介します。

未経験OKの募集を探す

軽貨物の配送や福祉施設の送迎など、普通免許があれば着手できる職種から始めるとスムーズです。未経験歓迎の企業の場合は、先輩が同乗して運転のコツを教えてくれる期間を設けているケースもあります。まずは慣れやすい職場で実務経験を積み、ゆくゆくは大型免許や二種免許へのステップアップを目指すのも一つの戦略でしょう。

研修制度が充実した職場を選ぶ

研修制度が充実している企業は、地理やルートの学習、接客マナー、安全運転のレクチャーなどトータルでサポートしてくれます。慣れない環境でも、失敗や不安を最小限に抑えながら着実に成長できるでしょう。企業サイトや求人情報をじっくり調べ、研修体制やサポート内容を確認してから応募するのが賢明です。

単発バイトの場合は日給・日払いにも注目

引っ越しトラックのドライバーをはじめ、高日給で日払いの単発バイトも多くあります。ドライバーの仕事を試してみたい方や、自身のライフスタイルを優先したい方にはこうした日払いの単発バイトもおすすめです。

>>>単発バイトにおすすめの仕事20選!高校生・大学生や社会人ごとに紹介

ドライバーの仕事を探す


7. ドライバーの仕事・バイトにおける体験談

マイナビバイトが行ったドライバーの仕事・バイトに関するアンケートをもとに、体験談をピックアップして紹介します。ドライバーの仕事選びの参考にしてみてください。

レンタカーの回送アルバイトでは、行きたい場所に行けるわけではないですが、国内各地を無料で旅行する感覚が味わえ、運転技術も向上しました。ただ夜間移動が多く睡眠不足になりがちです。他にも様々な自動車メーカーの違いを体験できる点が魅力です。(50代男性)

深夜限定で自宅近くの副業として配送ドライバーのバイトを選びました。決められたポイントへのルート配送を通じて効率的なルート設計が得意になりました。なお繁華街を通るため夜間の運転には普段以上の注意力が必要できつかったです。(60代男性)

都合の良い時間帯を選べたので柔軟に働けました。バイトを通じて効率的な道順や新しいルートを覚えて私生活にも生かせています。ただ、配達時間を守ることはとても求められます。(50代男性)

ドライバーのバイトは時給が高く、勤務時間の自由度が高いため選びました。時間に縛りがあるので、効率的に時間を使うスキルが向上したと思います。ただ夏の暑さや冬の寒さで体力的に厳しいこともありました。(60代男性)

※ドライバーのバイトについての調査
調査方法:WEBアンケート
調査期間:2024年11月
調査対象:ドライバーのバイト経験者

ドライバーの仕事を探す


8. ドライバーの仕事についてよくある疑問

運転を仕事にするときによくある疑問を紹介します。

運転のみのドライバーの仕事はある?

結論から言うと、運転手だけのドライバー求人はあります。例えば、運転のみの引っ越しドライバーや、介護施設の送迎、運転のみの大型トラック運転手などの仕事です。力仕事に自信がない方や、運転だけに集中したい方は、求人サイトで「運転のみ」というキーワードで求人検索をしてみることをおすすめします。

運転が好きな人の心理とは?

車の運転が好きな人の心理としては、以下のようなものがあります。

  • 車で走ることに爽快感を感じる
  • 機械をいじるのが好き
  • 運転に没頭することで自分の世界に浸れる
  • 高級車を運転して自慢したい

運転の仕事で怖いことはある?

運転を仕事にした場合、交通事故のリスクが高まるのは避けられません。土日しか運転しない人と比べ、仕事で毎日運転している人のほうが、交通事故にあうリスクが上がるためです。また、仕事で運転をしていて無理な追い越しをされたり、割り込みや煽り運転などをされる可能性もあります。 運転時のトラブルは、他車からの影響もあるため、自分の力だけで100%防ぐことは不可能です。 しかし、運転前の健康チェックを欠かさずに行うことや、長時間運転を避けることなど、自分にできることを確実に行うことで、危険な目に遭う可能性を下げることはできるでしょう。

物流の2024年問題とは?

2024年4月に施行された働き方改革関連法により、主にトラック事業において時間外労働の上限規制(休日を除く年960時間)が適用されました。これにより、輸送力の低下やドライバー不足などが懸念されることを指しています。


9. まとめ|運転好きなら天職!未経験でもできる

ドライバーの仕事は運転好きの方にとって魅力的であり、未経験からでもスタートしやすい環境が整っています。普通免許だけでも選べる仕事は数多くあり、その中で特性や興味に合った職種を見つけることが第一歩です。長く働くほどに運転技術が磨かれ、業務に役立つスキルも自然と身に付いていくでしょう。好きなことを仕事にしたいと考える方にとって、ドライバーは大きな可能性を秘めた職種といえます。
今後は高齢化社会の進行と通販需要の増加などで、ドライバーの需要は更に拡大していくと予想されています。自分のライフスタイルや目標に合った職種を選び、研修や安全対策をしっかり受けることで、安心して長く働き続けることができます。運転を生かしたキャリア形成を目指すなら、ぜひ前向きにチャレンジしてみてください。

ドライバーの仕事を探す


TOP