現役高校生のアルバイトの平均月収はどれくらい?シフトや職種についてもアンケートをもとに解説 | マイナビバイトTIMES

高校生になってアルバイトを始めようと考えている人も多いはず。趣味や交際費、学費など何かとお金がかかりますが、実際、高校生のアルバイトの月収はいくらなのでしょうか? そこで今回は、2023年7月に株式会社マイナビが実施したアルバイト経験のある現役高校生を対象にしたアンケートをもとに、高校生の平均月収やシフトの入り方、アルバイトする際の注意点などについて詳しくご紹介します。


アンケート概要

調査方法

外部調査パネルによるWEBアンケート調査

調査期間

2023年7月24日〜7月26日

調査対象

アルバイト経験のある現役高校生

回答者数

100名(男性50名/女性50名)


高校生のアルバイトの平均月収は「3万円台」が最多

高校生 平均月収

まずは、現役高校生にアルバイトの月収は平均いくらなのかアンケートをとったところ、1位は「3万円台」でした。僅差で2位、3位は「2万円」「5万円」という結果に。

アルバイトで稼いだお金の使い道については、アンケートによると「趣味」が53%で最も多くの票を集めました。具体的には「推し活のグッズ代など」「旅行代」「楽器代や練習室代などバンドをするための費用」など、人によってさまざまです。

次に多いのは、「貯金」で23%。「塾代や大学の受験料など学費のために貯めている」「趣味や交際費、食費などに使い、余った分を貯金する」というケースがあるようです。

その他、「美容院代や洋服代」「車の免許を取得するための資金」にあてているという声も。


高校生のアルバイトのシフトは「週2〜3日」が入りやすい?

高校生バイト 平均勤務日数 週2~週3

次に、前述の平均アルバイト月収を稼ぐために、週に何日勤務したのかアンケートを取りました。

1位の「3万円台」を稼ぐ人の場合は、84%の人が「週2〜3日」、11%の人が「週4〜5日」勤務。2位の「2万円台」を稼ぐ人の場合は81%の人が「週2〜3日」、12%の人が「週1日」勤務という結果になりました。

いずれも、シフトは「週2〜3日」を基本にしていると言えるでしょう。学校生活と両立してアルバイトをするとなると、平日と休日のシフトをうまく組み合わせながら週2〜3日ほど働くのが無理のない範囲なのかもしれません。

ちなみに、2023年8月時点では、最低賃金の全国平均は時給961円です。時給961円で3万円を稼ごうとすると、月に約32時間、1週間あたり約8時間(1カ月=4週間として計算)の勤務が必要になります。自分が目標とする月収を得るためには、アルバイトにどれくらいの時間を割く必要があるのか目安を知っておくといいでしょう。

※厚生労働省の審議会は2023年7月28日に最低賃金の引き上げを行うとし、今後はこれまでで最も高く全国平均で時給1002円となる予定です。


平均月収を職種別に分析!「飲食・フード」「接客系サービス」が人気

高校生バイト 職種別 平均月収

続いて、前述の平均アルバイト月収を稼ぐにあたって、何の職種のアルバイトをしたのかアンケートをとりました。

平均月収1位の「3万円台」を稼いだ人のうち、52%は「飲食・フード」、32%は「接客系サービス(コンビニ・スーパー・ドラッグストア・パン屋/スイーツ・ホテル・本屋など)」でアルバイトをしていたという結果に。

まとまった票が集まっていることから、これら2つの職種が高校生に人気の職種だと言えます。時給の良さやシフトの融通が利く、高校生の応募を歓迎しているなど、高校生でも働きやすい環境が整っているなどの理由で選ばれているのでしょう。

一方で、平均月収「1万円未満」「1万円台」を稼いだ人の職種については、「軽作業」「飲食・フード」「接客系サービス」だけでなく、「警備・清掃・ビル管理」「工場・倉庫・建築・土木」「医療・介護・保育」とさまざまでした。月収の額にはあまりこだわらず、空いた時間やスキマ時間を利用して単発や短期で働きたい人などに、これらの職種が選ばれているのかもしれません。

参考記事:高校生の初めてのアルバイト先は?いつから始めた?アンケートをもとに解説

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高校生がアルバイトをする際の注意点

高校生バイト 注意点 事例

最後に、高校生がアルバイトをする際の注意点を説明します。

校則でアルバイト禁止の学校もある

校則でアルバイトが禁止されている学校もあります。アルバイト探しをする前に、自分の通っている学校の校則を確認しておきましょう。アルバイトが禁止されている場合、隠れてアルバイトをすると、学校に発覚した際にトラブルになってしまう可能性も。事情がある場合は、学校の先生に相談してみてください。

深夜の時間帯は就業禁止

労働基準法によって18歳未満は22時から翌5時までの深夜帯は就業が禁止されています。深夜帯の勤務は高時給になる傾向があり、アルバイトに応募したい気持ちも分かりますが、働くことはできないことを覚えておきましょう。

年収103万円を超えると所得税が発生する

「103万円の壁」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。これは年収が103万円を超えると税金を払う必要が出てくるというものです。親の扶養に入っている場合は、親の所得税などの税金も上がります。自分自身も親も税負担が増えることになるので、103万円以内に収まるように注意しましょう。月収で考えると、上限金額8.5万円を一つの目安にすると良いでしょう。

シフトの融通が利くアルバイト先を探す

アルバイトに一生懸命になるあまり、学校生活に支障が出てしまうのは避けたいところです。そのためにはアルバイトの条件として、定期テスト期間や部活などの予定に合わせて休みを取れるなど、シフトの融通が利くかどうかが重要な条件の一つになります。出勤日数のルールが厳しかったり、人手不足なアルバイトだったりするとシフトの調整が難しい恐れがあるので、面接時などにあらかじめ確認しておきましょう。

通いやすい場所にあるアルバイト先を探す

アルバイト先の場所については、自宅や学校から通いやすい場所を選びましょう。働く時間帯に制限があったり、学校との両立で忙しかったりする高校生でも、働く時間を確保しやすくなります。平日だけでなく土日や祝日にもアルバイトをする人には、自宅から近い場所にあるアルバイト先の方が通勤時間がかからないためおすすめです。


まとめ

高校生のアルバイトの平均月収やシフトの入り方、アルバイトをする際の注意点などを解説しました。週に何日働き、いくら月収を得たいかを具体的に考えると希望する条件が明確になり、アルバイト先を探しやすくなるはずです。学校とうまく両立できるようなアルバイトを見つけ、ぜひこの機会に応募してみましょう。

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公開日:2023年08月19日

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