この記事の要約
- 満年齢とは「誕生日を迎えた回数=年齢」になる数え方
- 履歴書には満年齢を使用するのが一般的
- 各年の満年齢は早見表でチェック!
満年齢は、普段から私たちが年齢を答えるときに何気なく使っている数え方と同じもの。しかし、履歴書に記載する際には、誤りのないよう正しい満年齢の数え方や書き方を把握することが大切です。この記事では、満年齢がパッと見て分かる「満年齢早見表」や、履歴書に満年齢を書く際の注意点、誤って記載した場合の対処方法などについて解説します。
1. 年齢の数え方
一般的に、年齢の数え方は満年齢と数え年の2種類があります。満年齢と数え年では最大で2歳の差が生じるため、それぞれの年齢の数え方や、適切な使用シーンを知っておきましょう。
満年齢
満年齢は出生時を0歳として数えはじめ、誕生日を迎えるたびに1歳ずつ加えていく年齢の数え方です。 例えば、2024年3月1日生まれの場合、2025年2月28日までは0歳と考え、2025年3月1日の日付が変わった時点で1歳となります。 要するに、「これまでに迎えた誕生日の回数=満年齢」であり、「実年齢」とも呼ばれています。
また、満年齢は日本を含めた世界各国で広く利用されている年齢の数え方で、主に公的・法的な事柄に適用される年齢表記です。その他、履歴書や職務経歴書などのビジネスシーンにおいても満年齢が使用されることを覚えておきましょう。
数え年
数え年は、赤ちゃんがお腹の中にいる時を0歳とし、出生時を1歳として数えはじめ、1月1日を迎えるたびに1歳ずつ加えていく年齢の数え方。 例えば、2024年12月31日生まれの場合、翌日の2025年1月1日には2歳となります。
数え年は日本古来より続く年齢の数え方で、主に長寿のお祝いや七五三といった伝統的な儀式や、法事、神事などを行うときに適用される年齢表記です。ただし現代では、数え年を使うシーンは少なく、満年齢で数えるケースのほうが一般的です。
2. 履歴書には満年齢を記入
通常、履歴書には満年齢を使用します。その際、応募先に履歴書を提出する時点での満年齢を「満〇〇歳」と記入するようにしてください。具体的には、履歴書の提出が郵送であれば投函日、面接持参であれば面接日、メールであれば送信日、Webフォームであれば入力日に合わせて記入すると良いでしょう。
加えて、履歴書の作成期間が誕生日の前後であるときは、履歴書の提出日における満年齢を優先して記入しましょう。
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早生まれの場合はどのように書く?
1月1日〜4月1日に出生した人を指す「早生まれ」は、同年の4月2日〜12月31日に出生した人と満年齢、数え年共に同じですが、1つ上の学年として扱われることからそのように呼ばれます。 ただし、履歴書に書く満年齢については、早生まれであることを考慮する必要はありません。履歴書を提出する日の満年齢を書いておけば大丈夫です。
3. パッと見て分かる!2024年(令和6年)版・満年齢早見表
自分の生まれ年を見れば、満年齢が何歳なのかを確認できる満年齢早見表を掲載していますので、ぜひご活用ください。
【2024年(令和6年)版】満年齢早見表
生まれ年 | 誕生日 | ||
---|---|---|---|
西暦 | 和暦 | 迎えた | 迎えていない |
2024年 | 令和6年 | 0歳 | – |
2023年 | 令和5年 | 1歳 | 0歳 |
2022年 | 令和4年 | 2歳 | 1歳 |
2021年 | 令和3年 | 3歳 | 2歳 |
2020年 | 令和2年 | 4歳 | 3歳 |
2019年 | 令和元年/平成31年 | 5歳 | 4歳 |
2018年 | 平成30年 | 6歳 | 5歳 |
2017年 | 平成29年 | 7歳 | 6歳 |
2016年 | 平成28年 | 8歳 | 7歳 |
2015年 | 平成27年 | 9歳 | 8歳 |
2014年 | 平成26年 | 10歳 | 9歳 |
2013年 | 平成25年 | 11歳 | 10歳 |
2012年 | 平成24年 | 12歳 | 11歳 |
2011年 | 平成23年 | 13歳 | 12歳 |
2010年 | 平成22年 | 14歳 | 13歳 |
2009年 | 平成21年 | 15歳 | 14歳 |
2008年 | 平成20年 | 16歳 | 15歳 |
2007年 | 平成19年 | 17歳 | 16歳 |
2006年 | 平成18年 | 18歳 | 17歳 |
2005年 | 平成17年 | 19歳 | 18歳 |
2004年 | 平成16年 | 20歳 | 19歳 |
2003年 | 平成15年 | 21歳 | 20歳 |
2002年 | 平成14年 | 22歳 | 21歳 |
2001年 | 平成13年 | 23歳 | 22歳 |
2000年 | 平成12年 | 24歳 | 23歳 |
1999年 | 平成11年 | 25歳 | 24歳 |
1998年 | 平成10年 | 26歳 | 25歳 |
1997年 | 平成9年 | 27歳 | 26歳 |
1996年 | 平成8年 | 28歳 | 27歳 |
1995年 | 平成7年 | 29歳 | 28歳 |
1994年 | 平成6年 | 30歳 | 29歳 |
1993年 | 平成5年 | 31歳 | 30歳 |
1992年 | 平成4年 | 32歳 | 31歳 |
1991年 | 平成3年 | 33歳 | 32歳 |
1990年 | 平成2年 | 34歳 | 33歳 |
1989年 | 平成元年/昭和64年 | 35歳 | 34歳 |
1988年 | 昭和63年 | 36歳 | 35歳 |
1987年 | 昭和62年 | 37歳 | 36歳 |
1986年 | 昭和61年 | 38歳 | 37歳 |
1985年 | 昭和60年 | 39歳 | 38歳 |
1984年 | 昭和59年 | 40歳 | 39歳 |
1983年 | 昭和58年 | 41歳 | 40歳 |
1982年 | 昭和57年 | 42歳 | 41歳 |
1981年 | 昭和56年 | 43歳 | 42歳 |
1980年 | 昭和55年 | 44歳 | 43歳 |
1979年 | 昭和54年 | 45歳 | 44歳 |
1978年 | 昭和53年 | 46歳 | 45歳 |
1977年 | 昭52年 | 47歳 | 46歳 |
1976年 | 昭和51年 | 48歳 | 47歳 |
1975年 | 昭和50年 | 49歳 | 48歳 |
1974年 | 昭和49年 | 50歳 | 49歳 |
1973年 | 昭和48年 | 51歳 | 50歳 |
1972年 | 昭和47年 | 52歳 | 51歳 |
1971年 | 昭和46年 | 53歳 | 52歳 |
1970年 | 昭和45年 | 54歳 | 53歳 |
1969年 | 昭和44年 | 55歳 | 54歳 |
1968年 | 昭和43年 | 56歳 | 55歳 |
1967年 | 昭和42年 | 57歳 | 56歳 |
1966年 | 昭和41年 | 58歳 | 57歳 |
1965年 | 昭和40年 | 59歳 | 58歳 |
1964年 | 昭和39年 | 60歳 | 59歳 |
1963年 | 昭和38年 | 61歳 | 60歳 |
1962年 | 昭和37年 | 62歳 | 61歳 |
1961年 | 昭和36年 | 63歳 | 62歳 |
1960年 | 昭和35年 | 64歳 | 63歳 |
1959年 | 昭和34年 | 65歳 | 64歳 |
1958年 | 昭和33年 | 66歳 | 65歳 |
1957年 | 昭和32年 | 67歳 | 66歳 |
1956年 | 昭和31年 | 68歳 | 67歳 |
1955年 | 昭和30年 | 69歳 | 68歳 |
1954年 | 昭和29年 | 70歳 | 69歳 |
1953年 | 昭和28年 | 71歳 | 70歳 |
4. 満年齢の計算方法
早見表を確認する以外に、西暦から満年齢を算出する方法があります。「すでに誕生日を迎えた人」と「これから誕生日を迎える人」で計算方法が異なるため注意しましょう。
すでに誕生日を迎えた人の場合
西暦を使って満年齢を算出する方法に、「履歴書を提出する日の西暦から生まれ年(西暦)を引く」というものがあります。 例えば、2004年生まれで、履歴書を提出する2024年の誕生日を迎えた人であれば、計算式が「2024ー2004=20」となり、 満年齢は「20歳」です。
これから誕生日を迎える人の場合
一方、誕生日前の人であれば、前述の計算式から更に1を引く必要があるため「(履歴書を提出する日の西暦)―(生まれ年)―1」となります。 よって、2004年生まれで、誕生日前の人の場合は、計算式が「2024ー2004ー1=19」となり、満年齢は「19歳」です。 このように西暦を使って満年齢を算出するときには、履歴書の提出日時点においてその年の誕生日を迎えているか否かで計算式が変わることに留意しておきましょう。
5. 履歴書の年齢欄を書き間違えてしまったら?
履歴書の内容を書き間違えてしまうことは誰にでもあります。もっとも満年齢の誤りが、年齢詐称に相当する程度でない限り、採用の合否に直接影響を与えるとは考えにくいです。しかし、採用担当者にマイナスな印象を持たれる可能性はゼロとはいえないため、年齢の書き間違いが発覚した際は、状況に応じて適切な対応を取ることが求められます。
提出前に間違いが判明した場合
履歴書の作成途中に誤った満年齢を記入していることに気づいた場合、新しく書類を用意して最初から書き直すようにしましょう。修正ペンや修正テープを使用したり、二重線で間違いを訂正したりするのは避けたほうが無難です。 書き間違いのミスを防ぐためにも、鉛筆で下書きをしてからペンで清書するように心掛けましょう。後から消しやすいように、弱めの筆圧で下書きするのがおすすめです。
提出後に間違いが判明した場合
応募先に履歴書を提出した後に誤った満年齢を記入していることに気づいた場合、すぐに採用担当者へ連絡しましょう。
電話の場合
電話の場合は、ミスを謝罪した上で履歴書の再提出が必要かどうかを聞きましょう。再提出を求められたら、その指示に従い履歴書を再作成します。
▼電話のトーク例
お世話になっております。
○月○日に、△△(採用サイトや公式ホームページなど)経由でアルバイトへの応募のため履歴書を提出いたしました、□□(氏名)と申します。
履歴書の件で質問があり、お電話いたしました。お忙しいところ恐れ入りますが、採用担当者の方はいらっしゃいますでしょうか。(採用担当者に交代)
お忙しいところ恐れ入ります。
○月○日に、△△(採用サイトや公式ホームページなど)経由でアルバイトへの応募のため履歴書を提出いたしました、□□(氏名)と申します。
大変申し訳ございませんが、提出した履歴書の年齢欄に書き損じがあり、再提出をさせていただくことは可能でしょうか。
メールの場合
メールの場合は、書き損じを報告すると共に、訂正した履歴書を添付することができます。あらかじめ訂正した履歴書を用意し、再提出しましょう。
▼メールの例
株式会社●● 採用ご担当者様
お世話になっております。
○月○日に、△△(採用サイトや公式ホームページなど)経由でアルバイトへの応募のため履歴書を提出いたしました、□□(氏名)と申します。
大変申し訳ございませんが提出した履歴書の年齢欄に書き損じがあったため、ご連絡差し上げました。
こちらのメールに、下記の内容を修正した履歴書を添付し再提出させていただきます。(修正内容)
年齢欄に記載されている「満20歳」を正しくは「満21歳」に修正お手数おかけいたしますが、 修正版の履歴書にて、書類選考をしていただけますでしょうか。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
――――――――――――――――
□□(氏名)
電話番号:000-0000-0000
メールアドレス:000000@0000.jp
――――――――――――――――
たとえ書き間違えたとしても、その後のリカバリーが大切です。再提出する履歴書にはミスがないように、焦らず対応しましょう。
6.満年齢に関するよくある質問
Q1.「満20歳」とはどういう意味ですか?
満年齢は誕生日を迎えた回数で年齢を数える方法です。そのため、誕生日を迎えた回数が20回の場合は「満20歳」に該当します。
Q2.「満何歳?」と聞かれたらどう答えたら良いですか?
聞かれた時点でその年の誕生日を迎えているか、迎えていないかによって答え方が異なります。例えば、そのまま「25歳です」と答えてしまうと、「今年で25歳なのか」「今が25歳で、今年の誕生日が来たら26歳になるのか」が曖昧になってしまうため、以下のようにはっきり答えてあげると親切です。
▼誕生日を迎えている場合
「今年で25歳になりました。」
▼これから誕生日を迎える場合
「今年(〇月)で25歳になります。」
Q3.履歴書の年齢欄を間違えたら落とされますか?
年齢詐称に相当する程度でない限り、満年齢の誤りが採用の合否に大きな影響を与えることはないでしょう。ただし、採用担当者に対して決して良い印象ではないため、書き間違いに気づいた場合は適切な対応を取ることが大切です。
Q4.「満年齢」と「実年齢」の違いは何ですか?
「満年齢」と「実年齢」はどちらも同じで、出生時を0歳とし、誕生日を迎えるたびに1歳ずつ加えていく年齢の数え方です。
7.満年齢は正しく記載しよう
年齢欄は、履歴書の数ある情報の一つにすぎないものの、細部にまで手を抜かず、正しく書こうとする気持ちが大切です。丁寧に作成した履歴書は、自らの誠実さや正確さを示す材料にもなるでしょう。 今回ご紹介した満年齢の正しい書き方を参考に、履歴書を作成してみてくださいね。
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