【ビビッドガーデン】接客のアルバイトやメディアのインターンで得た「明確に伝える力」が今の仕事に活きる | マイナビバイトTIMES

憧れの会社に就職したい!憧れの職業に就きたい学生の皆さんに、人気企業で働いている先輩たちが学生時代に行ったアルバイト経験を紹介する本企画。今回は生産者から直接消費者に届くオンライン直売所「食べチョク」を運営する株式会社ビビッドガーデンで、マーケティングやSNS・インターネット広告運用を行う三嶋悠太郎さんに、学生時代のアルバイト経験や、ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)、株式会社ビビッドガーデンでのお仕事についてインタビューしました!

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、対策をしっかり行った上で取材しております。

INTERVIEWスタート!

――まずは三嶋さんのお仕事を教えてください。

ビビッドガーデンでは、漁師、農家、畜産農家、また花の生産者など、約5,000もの生産者から商品を直接購入できる産直通販サイト「食べチョク」を運営しています。私は「食べチョク」のマーケティング業務を担当しています。具体的にはインターネット上に広告を出したり、SNS運用を行っています。

――ビビッドガーデンに入社するきっかけは何だったんですか?

自社のサービスやプロダクトを伸ばすことに注力してみたいと思い、それが実現できるビビッドガーデンに入社しました。新卒で入社した広告代理店ではインターネット広告の運用を学ぶことはできましたが、クリエイティブにもっと関わりたい、クリエイティブの幅を広げたいと考えていました。その次に入社した動画広告制作の会社では希望通り、広告の企画・制作のクリエイティブな部分には携われましたが、すべてクライアント業務だったので、自分たちのサービスやプロダクトは持っていませんでした。そこで転職活動を通して、見つけたのがビビッドガーデンでした。


三嶋悠太郎(みしまゆうたろう)さん/マーケティング

 

 

■インターンを通じて得た「文字で伝える力」が今の仕事に活きる

 

 

――自分のやりたいことをどんどん明確に見つけていてすごいですね!
  現在のマーケティング業務は具体的にどのようなことを行っていますか?

「食べチョク」を利用して商品を購入してくれる人を増やすための施策を考え、実行しています。インターネット広告やSNS広告では、常に広告効果の測定を行い、より良い広告を打てるようにブラッシュアップしています。SNSを活用した例でいうと、フォロー&拡散をしてくれたら食材が当たるキャンペーンを行いました。当選した方が自発的に投稿して拡散され、宣伝に繋がったこともありました。

ーーSNSの活用がマーケティングではとても重要なんですね!
  三嶋さんがお仕事をする上で、大切にしていることはありますか?

伝えたいことを明確にすることです。「食べチョクで販売している食材はおいしいですよ」だけでは、なかなか購入には繋がりません。なぜおいしいのか、なぜおすすめなのかを伝えられるように気をつけています。キャンペーンやインターネット広告を行うときも、広告を通して何を伝えたいのかをちゃんと考えます。例えば、たまねぎやきゅうりといったよく見かける食材でも、生産者によって味が全然違ったりします。日頃、スーパーで買う食材と比較すると何が違うのかを文字にして、明確に伝えるようにしていますね。

同じチームのメンバーと談笑している三嶋さん。社員同士の仲が良く、料理の得意な社員が出社したときには、オフィスのキッチンで料理をしてみんなで食べたりと、和気あいあいとした雰囲気なんだそう


――伝えたいことを明確にする力は、お仕事を通して身についたんですか?

アルバイトとインターンでの経験を通して、身についたと思います。文字で伝えたいことを明確にする力は、大学3年生のときに始めたインターンでの記事制作経験で得た力が土台になりました。オウンドメディアを代理で運営しているインターネット広告系の会社でライターとしてインターンを始め、クライアントのオウンドメディアに掲載する記事を書いていました。例えば、大手飲料メーカーのメディアでは、ビールに合う食材などビールに関する記事を書いたり、不動産のメディアでは、ある街の魅力についての記事を書いたりしていました。またここでの経験が、インターネット広告に興味を持つきっかけにもなりましたね。

 

 

■地産地消の居酒屋アルバイトで食の面白さに気づく

 

――大学生のときからすでに就職に繋がる経験をされていたんですね!
  アルバイトで身についた、伝えたいことを明確にする力とは、具体的にどのようなものでしたか?

大学生に入ってすぐ始めたイタリアンレストランでのアルバイトで、言葉で伝えたいことを明確にする力を得ました。そのときはワインの知識がまったくなかったのですが、お客様にワインの説明をするため、ワインの種類を頭に叩き込んで、それをどう人に言葉で説明するかを学びました。

――他にアルバイト経験で身についた、役立つことはありましたか?

イタリアンレストランではホール担当でしたが、ホールと料理人がうまく連携するために必要な声掛けとか、どのように現場をうまく回していくかを学びました。現在、大学生インターンが複数名いるチームに所属していますが、自分がインターンに指示出しをする立場なので、その経験はとても活きています。また、地域の食材を使用する地産地消の居酒屋でのアルバイト経験は、ビビッドガーデンへの入社に繋がったと思います。ここでアルバイトをしたことで、食の面白さに気づくことができました。自分の住んでいる街にも美味しいものがあることを知ったことが大きいですね。例えば、酒蔵があったり、醤油を作っていたり、アイスを作っているのを知ることができました。また食の概念も変わりましたね。スーパーでよく見る、日常でよく使う食材でどんな味かわかっていたものも、生産方法が違うことで味が全然違うことを知りました。

普段交わることがなかった生産者と消費者が直接繋がることで、消費者の声をダイレクトに届けられるのが嬉しい、と語る三嶋さん。養殖のタイを捌くオンラインイベントを行ったときは、直接消費者の反応が見られて、生産者である漁師さんが涙を流して喜んでいたそうです

 

 

――アルバイト経験がダイレクトに、現在のお仕事にも活きているんですね!
  学生時代にアルバイト以外でのガクチカはありましたか?

大学2~3年のときにやっていた、高校のバドミントン部のコーチですね。高校時代はバドミントン部に所属し部長をしていたのですが、部長とコーチという立ち位置の違いによって、指示や言葉の受け取られ方が全く違うということを学びました。
部長時代はストイックに練習に打ち込み、そして部員にも同じような姿勢を求めていました。コーチになって部長時代と同じような方法で指導を行っていたのですが、コーチはあくまで指導者だったため、なかなか人がついてきませんでした。部長のときはプレイヤーとして「引っ張っていく立場」だったのですが、コーチはそうではなく、プレイヤーを「導く立場」となるので、頭ごなしに伝えるのではなく、なぜその練習をしたほうがいいのかを明確に伝えるようにしました。また、組織が良い雰囲気で活動できるように心がけましたね。この経験は、現在のインターン生とのコミュニケーションの取り方にも役立っています。

 

 

■他に埋もれず、自分の色を大切に

 

 

――最後にアルバイトを探したり、これから就職活動を控える学生の皆さんに、メッセージをお願いします。

「自分の色を大切に」です。自分がやりたいことをきちんとクリアにして、自分はどんな人間なのかしっかりと把握できれば、前向きに楽しくいられます。そして自分が楽しそうだと、周りの雰囲気も良くなっていきます。また、自分の足で様々な場所に行くことは自分だけの経験となり、それが自分の色へと変化します。なのでいろいろな場所に行き、様々な考え方や生き方に触れて、自分らしい考え方や選択肢の幅を増やしていってください。就活やアルバイト探し、頑張ってください!

編集部のあとがき

着実に理想の未来を描いている三嶋さんですが、それができるのは、すべての経験を吸収し、今に活かしているからではないでしょうか。自ら体験していこうとする姿勢があるからこそ、どんどんと成長されているのかなと感じました。
三嶋さんお忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました!

自分が働きたい企業や職種を見つけ、そのためにはどんなガクチカやアルバイト経験をしてみるといいのか、自分の棚卸しをしてみると良いかもしれませんね。


TOP