この記事の要約
- 交通量調査バイトには「交通量調査」「交差点調査」「人流調査」などがある
- 交通量調査バイトは単発・短期での募集が多く、学業との両立がしやすい
- 交通量調査バイトは高校生でも働ける
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道路脇や駅などで車や通行人の数をカウントする交通量調査バイト。基本的に屋外で実施されることが多いため、きついイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。本記事では、交通量調査バイトの仕事内容や1日の流れ、きついと言われている理由や働くメリット・デメリットを解説します。交通量調査バイトを検討している人はぜひご覧ください。
交通量調査バイトの仕事内容とは?
交通量調査は道路脇や駅、商業施設などの指定された地点で車や歩行者数をカウントする仕事です。調査では計測用カウンターを使用し、リアルタイムでデータを収集します。
収集されたデータは主に都市計画や交通政策などに役立てられますが、その調査対象はさまざま。調査する内容は大きく4つに分けられます。
交通量調査・・・車やバイク、バスなど車両の種類ごとに通行数を計測する
交差点調査・・・交差点で曲がる、あるいは直進した車両の数や進行方向を計測する
人流調査・・・歩行者や自転車の通行数を性別や年齢層などの属性ごとに計測する
高速道路の走行調査・・・高速道路の指定された区間を走行して実際の混雑状況や移動時間を計測する
拘束時間
交通量調査は長い時間をかけて交通データを収集するため、拘束時間も長くなる傾向にあります。募集によって12時間や24時間の拘束もあり、勤務時間は午前7時から19時や午前7時から翌朝7時までといったシフトもあるようです。
一方で、1日3時間程度の短時間勤務が可能な求人もあるので、応募の際に拘束時間と実労働時間を確認しましょう。
交通量調査バイトのデメリット|本当にきつい?
「交通量調査バイトはきつい」と言われる理由として、以下のデメリットが考えられるでしょう。
天候や季節に左右される
交通量調査バイトは基本的に屋外で行われ、よほどの悪天候でない限り予定どおりに実施されることが多いことから、身体にかかる負担も大きくなるでしょう。夏の直射日光や冬の積雪など厳しい環境下で業務を行う場合は、きついを感じてしまうかもしれません。熱中症・防寒対策を取るなど、快適に働けるよう服装を工夫してみてください。
拘束時間が長い
交通量調査バイトは拘束時間が長い傾向にあるため、体力的にきついと感じることがあるでしょう。
早朝からの勤務が多い
交通量調査バイトは多くの場合、交通量が多い朝の時間帯に業務を開始します。そのため、調査場所によっては、集合時間が早朝の5時や6時に設定されることもあるでしょう。早起きが苦手な方にとってはきついと感じることもあるかもしれません。
排気ガスで気分が悪くなることも
交通量の多い場所で調査を行う場合は、排気ガスの影響を受けます。人によっては排気ガスのにおいに長時間さらされることで、体調を崩すことがあるかもしれません。
スキルや知識の習得が難しい
交通量調査バイトは、車や歩行者の数をカウントするシンプルな作業です。そのため、スキルや知識を習得することは比較的難しい仕事といえるでしょう。また、単発や短期の募集が多いため、十分な経験が積めなかったり、スキルや知識が身に付けられなかったりする点もデメリットの一つといえます。
交通量調査バイトのメリット
続いて、交通量調査バイトならではのメリットについて見ていきましょう。
単発や短期の募集が多い
交通量調査バイトは、単発や短期の募集が多い傾向にあります。単発や短期バイトはスケジュールの調整がしやすく、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。例えば学生の場合、週末や長期休みを利用して働けるので、学業との両立もしやすいでしょう。
単純作業で覚えることが少ない
交通量調査バイトは車や歩行者の数をカウントするという単純作業であるため、特別なスキルや知識は必要ありません。基本的には指示にしたがって作業を進めるだけなので、覚えることが少なくアルバイト初心者でも安心して働けるでしょう。
髪型や服装が自由の場合が多い
交通量調査バイトは髪型や服装の規定がない場合がほとんど。服装についてはTシャツにストレッチパンツなど、ゆったりした服装がおすすめです。ただし、応募先によっては身だしなみに関する規定が設けられていたり、制服が用意されていたりする場合もあるので、面接の際に確認しましょう。
椅子に座って仕事ができる
椅子に座って仕事ができるのもメリットの一つです。場合によっては椅子が用意されておらず、立ちながら業務を行うケースもありますが、重いものを運ぶなどの力仕事はないため、体力的な負担は比較的少ないでしょう。
給料が日払いや週払いの場合もある
交通量調査バイトは、日払いや週払いに対応しているケースが多く、短期間でお金を稼ぎたい人にとってメリットといえるでしょう。
ただし、日払いといってもアルバイト当日に給与を受け取れるとは限らないので注意が必要です。実際には、翌日や数日後に銀行振込で支給されることもあるため、面接の際に給与の支払いルールについて確認しておきましょう。
▶日払い・即日払い・週払いの違いとは?メリット・デメリットも解説【社労士監修】
交通量調査バイトの1日の流れ
アルバイト当日は、まず指定された集合場所に向かいます。調査開始の1〜2時間前に集合するのが一般的です。集合場所に到着後、2〜3人程度のグループに分けられ、それぞれの調査場所へと移動します。その後、調査概要や注意事項、シフトの割り当てに関する説明を受けたら業務スタート。調査が終わったら集計結果を担当者に報告し、業務終了です。
交通量調査バイトに向いている人の特徴は?
交通量調査バイトに向いている人の特徴は以下のとおりです。
集中力を高く保てる人
交通量調査バイトは車や歩行者の数を正確にカウントする必要があるため、集中力を高く保てる人が向いているでしょう。とはいえ、長時間集中し続けるのは大変なので、ストレッチして身体を動かしたり適宜休憩をしたりして、仕事にメリハリをつけながら働くのが良いでしょう。
早起きが得意な人
交通量調査は朝早くから実施されるため、早起きが得意な人も向いている人の特徴の一つ。普段から早起きをする人であれば問題ないですが、よく夜更かしをする人や、そもそも早起きが苦手な人は難しいかもしれません。正確なデータを収集する必要があることから、睡眠不足などが原因でミスが起きてしまうこともあるでしょう。
バイトの掛け持ちを検討している人
交通量調査バイトは短期や単発の募集が多いため、バイトの掛け持ちを検討している人にもおすすめです。求人にもよりますが、体力的な負担も少なく黙々と作業するため、接客バイトと組み合わせても良いかもしれません。他のバイトを掛け持ちすることで安定した収入を得ることができるでしょう。
なお、労働時間は法律で「1日8時間、週40時間まで」と定められているため、前もってバイト先に伝えたうえで始めるようにしましょう。
▶掛け持ちバイトを成功させたい人必見!やめたほうがいいと言われる理由や確定申告のやり方についても解説
交通量調査バイトに関するよくある質問
最後に、交通量調査バイトに関するよくある質問を紹介します。
Q.交通量調査バイトは高校生でも働ける?
交通量調査バイトは高校生でも働くことは可能です。ただし高校生の場合、労働基準法37条により、22時から翌朝の5時までは深夜労働が禁止されているので注意しましょう。
また、学校がアルバイトを禁止していたり、許可制にしていたりする場合があるため応募する前に学校の規則を確認しましょう。また、保護者の同意が必要なことがあるので、事前に確認し、必要であれば同意書の手配もアルバイト先に依頼しましょう。
▶【専門家監修】高校生はバイトで何時まで働ける?労働時間に関するルールと注意点を解説
Q.交通量調査バイト当日の持ち物は?
交通量調査バイトは時間管理の徹底が求められることから、腕時計が必須です。また、屋外での作業も多いため雨が予想されている場合はレインコートも持参します。
夏であれば帽子や冷感タオルなどの熱中症対策グッズ、冬であれば手袋やカイロなどの防寒グッズを準備しておくと便利かもしれません。それ以外にも、食事や飲み物などを事前に購入しておくと休憩もスムーズに取れるでしょう。
日払いの場合は印鑑が必要になるため、忘れずに持参しましょう。
交通量調査バイトで効率よく稼ごう
交通量調査バイトは拘束時間が長く、屋外で実施されるため天候や季節に左右されやすいなどのデメリットがある反面、単発や短期の募集が多く、立ち仕事や力仕事が少ないなどのメリットもあります。
資格や特別なスキルが不要かつ、仕事内容もシンプルで覚えやすいので、アルバイト未経験にもおすすめです。ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。