本屋のバイトはきつい?仕事内容や時給相場・向いている人の特徴を解説 | マイナビバイトTIMES
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    本屋のバイトはきつい?仕事内容や時給相場・向いている人の特徴を解説

この記事の要約

本屋バイトは、本に対する知識が必要かつ時期によっては忙しくなるため、きついと思われがちですが、新しい本の情報を得られるだけでなく、社員割引で本を購入できるといったメリットもあるため、本好きな人には魅力的なアルバイトです。

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本屋バイトに興味があっても「仕事内容がきついのでは?」「本の知識がなくても大丈夫?」と不安に感じる方もいるでしょう。
ひとえに本屋バイトといっても、雑誌や小説・ビジネス書などの新刊を取り扱う書店から古本を中心に扱う書店まであり、仕事内容もさまざまです。
今回は、本屋バイトの仕事内容や働くうえでのメリット・デメリット、楽しいところや向いている人の特徴を解説します。本屋バイトが気になっている方は参考にしてみてください。


1. 本屋バイトの仕事内容

本屋バイトの仕事内容は、以下のような書店の種類ごとに異なります。

それぞれの書店の仕事内容について詳しく解説します。

新刊を販売する書店

新刊を販売する書店の業務は、会計とフロアで業務が異なります。
会計担当の主な仕事は、以下のとおりです。

  • レジ対応・・・支払い会計が主な業務。図書カードやポイント支払いの処理
  • カバー掛け・・・購入いただいた本にカバーを掛ける業務
  • 問い合わせ対応・・・お客さまが探している本を見つける、在庫がないか確認する業務

お客さまの問い合わせによっては、発売予定の本の予約や、出版社への発注などを行うケースもあります。
フロア担当の主な仕事は、以下のとおりです。

  • 本の品出しや整理・・・本を分類し本棚に陳列、整理する業務
  • 返本処理・・・返品する本を梱包する業務
  • 本のシュリンク掛け・・・包装用のシュリンクフィルムを本に掛ける業務
  • POP作成・・・本の内容や特徴を伝えるPOPを作成する業務

POP作成では、自分が好きな本の概要や魅力ポイントを紹介できる場合もあるでしょう。

古本を販売する書店

古本を販売する書店は、新刊を販売する書店の業務に比べて、会計とフロアを両方担当するケースが多いです。
古本を販売している書店のなかには、買取を行っている場合もあります。買取は書店ごとに基準があるため、本の買取価格の相場をバーコードで読み取りながら調べ、マニュアルに沿って値段を決定します。
インターネットでも古本を販売している場合、ネット上への出品登録をするケースも少なくありません。ほかにも、本一つひとつを丁寧に磨いて商品として並べられるように加工したり、お客さまの探しやすさを考慮して本を陳列したりする業務もあります。

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2. 本屋バイトの時給

マイナビバイトのデータ集計による、地域別における本屋バイトの時給は以下のとおりです。(2023年6月〜2024年5月調べ)

【エリア】 【時給】
北海道・東北 935円
関東 1,094円
東海 1,029円
関西 1,043円
中国・四国 950円
九州・沖縄 914円

上記の金額はあくまで目安であり、アルバイトの時給は書店の規模や交通アクセスなどの条件によっても異なります。
他業種の時給が気になる方は、以下の記事も確認してみてください。

関連記事:大学生におすすめのバイト27選|平均時給ランキングや選び方のコツも解説


3. 本屋バイトの勤務時間

マイナビバイト調べによる、本屋バイトの求人で人気の勤務時間データは以下のとおりです。(2023年6月〜2024年5月調べ)

【勤務時間帯】 【割合】
早朝 2%
18%
22%
夕方 27%
22%
夜勤 9%

上記のデータから、人気の勤務時間は、書店が営業している昼〜夜にかけての時間帯が多いと分かります。学業がある場合、支障が出ない時間帯でシフトを組んでもらいましょう。
大学生のバイトの勤務時間が気になる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:【900人に調査】大学生のバイトの平均月収・時給・勤務時間は?稼ぎやすい職種ランキングも紹介


4.本屋バイトがきつい・しんどいのは本当?働く3つのデメリット

本屋バイト デメリット

本屋バイトは、人によってはきつい・しんどいと思う場合もあります。きついと感じる主な理由は、以下のとおりです。

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

体力を使う場合がある

フロア担当の場合、本の品出しや陳列業務で体力を使う場合があります。大型書店のフロア担当になれば移動距離も長いため、会計担当やPOP作成に比べると身体を動かすことが多いかもしれません。
体力的な負担を減らすためにも、スタッフ同士協力し合うことが大切です。

本に関する知識が必要になる

書店で働いていると、お客さまから探している本の在庫について質問されるケースがあります。

  • 「あらすじだけなら分かる」
  • 「最近テレビで話題になった本なんだけど……」
  • 「電車の広告で見た」 など

本屋バイトを始めたばかりは、本のタイトルや作家・出版社などが分からず、本を探す際に苦戦するかもしれませんが、働くうちに知識が自然と身に付き、スムーズに案内できるようになるでしょう。

時期によって忙しくなる

本屋バイトは、人気コミックの発売日やテレビで話題になった本があるときなどに忙しくなります。ほかにも以下の時期が繁忙期になりやすいでしょう。

  • 子ども連れが多くなる土日・祝日
  • 夏休みや冬休みなどの長期休暇
  • クリスマスや年末年始

子ども連れのお客さまが増える土日は、児童書の整理や陳列に時間がかかるケースもあります。また、クリスマスや年末年始が近づくとプレゼント用の本を選ぶお客さまが増えたり、自宅で読書を楽しむ人も多くなったりするため、接客対応が忙しくなるでしょう。
繁忙期があることを事前に知っておくと心構えができ、忙しくても落ち着いた対応につながります。


5.デメリットだけじゃない!本屋でバイトをするメリット4つ

本屋バイト メリット

本屋バイトはデメリットだけでなく、魅力的なメリットも多くあります。本屋バイトで働くメリットは以下のとおりです。

本や作家に詳しくなる

本に囲まれてバイトをしていると、自然と本や作家に詳しくなるのがメリットの一つです。好きな作家の知識が増えるだけでなく、知らなかった本や作家にも触れられるため 、知識の幅が広がります。
また、さまざまな分野の本に触れられることで、教養も深められるでしょう。
漫画や小説だけでなくビジネス書の知識も身に付き、就活時の業界研究やトレンド把握にも役立ちます。

新しい本の情報をイチ早くキャッチできる

本屋バイトをしていると、新しい本の入荷や発売予定などの情報をイチ早くキャッチできます。 漫画の新刊や、シリーズ小説の情報を一足早くゲットできるので、買い逃さずに済むのもメリットの一つです。
書店によっては出版社の方と話す機会もあるため、本の最新情報を手に入れられるかもしれません。

社員割引で本を購入できる

書店によっては、社員と同様に割引価格で本を購入できるところもあります。気になっている本を安く購入できるため、読書好きな方には魅力的なバイトといえるでしょう。
話題のシリーズ本を大人買いしたいときに、お財布の負担を軽減できるのも魅力的です。また、数千円程度する大学の教科書を安く購入できる場合もあるため、新学期の出費を抑えられるでしょう。

本が好きな仲間ができる

書店で働く人たちのなかには、漫画や小説が好きな方も少なくありません。
好きな本のジャンルや作家などの共通点が見つかると、バイト仲間と仲良くなるきっかけをつかめます。おすすめの本を紹介し合える楽しみも増えるでしょう。


6.本屋バイトの楽しいところ

本屋バイトでさまざまな本に触れることで、読みたいジャンルや作家の幅が増え、読書への意欲が湧くこともあるでしょう。社員割引があると本を購入するハードルが下がるため、今より本を読む機会が増える場合もあります。自宅に本が増えて読書の時間が長くなると、知識や教養が増えるだけでなく、リラックス効果も期待できるのがうれしいポイントです。
バイト先に共通の本や作家が好きな仲間がいると、自然と本に関する会話が弾み、読書の幅も更に広がるでしょう。
このように、本屋バイトを始めるとプライベートな時間も充実する楽しみがあります。


7.本屋バイトに向いている人の特徴

本屋バイトは本に囲まれて仕事ができるため、本が好きな方に向いています。好きなものに囲まれながら仕事ができるので、アルバイトの時間を楽しめるでしょう
また、お客さまから本の在庫や売り場を質問されることもあるため、コミュニケーションが苦ではない方にも向いています。もちろん人見知りの方でも 、提案などの接客対応はないため、安心して働けるでしょう。


8.本屋バイトに関するよくある質問

最後に、本屋バイトに関するよくある質問とその回答を紹介します。

本屋バイトは高校生でもできますか?

高校生でも本屋バイトは可能です。
マニュアル完備や新人教育に力を入れている書店であれば、本の知識がなくてもスムーズにバイトができるでしょう。また、夕方からのシフトや土日のシフト、夏休みや冬休みの長期休みなど、学業に合わせた柔軟なシフトにできる場合もあります。
高校生でも挑戦しやすいバイトが気になる方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:高校生が働きやすいバイトってあるの?

本屋バイトは大体何時間勤務ですか?

本屋バイトの勤務時間は、1日3〜5時間以上としている書店が多くあります。人数が足りていないアルバイト先では、シフトに多く入れる方を優先して募集しているケースもあるでしょう。
シフトは自己申告制だったり固定だったりと、書店によってさまざまです。アルバイト先によっては勤務時間が異なるため、募集要項を確認して希望のシフトと合うかチェックしてみてください。

本屋バイトの面接ではどんなことを聞かれますか?

本屋バイトの面接では、主に以下の質問をされます。

  • 希望のシフトはあるのか
  • 繁忙期にアルバイトに入れるのか
  • 好きな作家や出版社について

面接でスムーズに答えられるように、あらかじめ解答を考えておきましょう。
アルバイトの面接では、志望動機や通勤時間といった質問もされます。志望動機の書き方に悩んでいる方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:バイト履歴書の志望動機の例文23選|採用に近づく書き方を解説

本を読まないけれど、本屋バイトはできますか?

本を読まない方でも、書店でバイトはできます。
最初のうちは、作家や受賞作といった覚える専門知識の多さに戸惑うこともあるかもしれませんが、先輩スタッフや本に詳しい同僚に尋ねたり、業務をこなしたりすることで自然と覚えられるでしょう。


まとめ

本屋バイトの仕事内容は、主に会計担当や本の品出しなどですが、書店の大きさや形態によって 担当する業務が異なります。
本屋バイトは本に対する知識が必要になり、時期によっては忙しくなるため、きついと思われがちですが、新しい本の情報をゲットできるだけでなく、社員割引で本を購入できるといったメリットもあるため、本好きな方には魅力的なアルバイトです。本屋バイトを続けるうちに、本だけでなくトレンドにも敏感になり、ふとした会話やニュースなどの理解が深まるでしょう。

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