映画好きなら一度は「映画館バイト」に興味を持ったことがあるのではないでしょうか？ これから応募を検討している人は、実際に働いた経験者の声が参考になるかもしれません。そこで今回は、2023年1月に株式会社マイナビが実施した、映画館バイトの経験者を対象にしたアンケートをもとに、始めたきっかけや求める条件、仕事内容などについて詳しくご紹介します。
アンケート概要
調査方法
外部調査パネルによるWEBアンケート調査
調査期間
2023年1月19日
調査対象
映画館バイト経験者
回答者数
100名（男性50名／女性50名）
映画館バイトは「高校生」から「シニア」まで幅広く活躍できる
まず、いつの時代に映画館バイトを行ったか聞いたところ、1位「大学生・大学院生」2位「高校生」でした。学生全体で合計70％と、多くを占めていることがわかります。
また、「会社員」のときに映画館バイトを経験していた人が20％いるという興味深い結果も出ました。多くの映画館は午前中から夜まで長時間営業しているため、自分の都合のつく時間を有効に使いたい人などにとっては融通が利きやすいのかもしれません。
その他「フリーター」「フリーランス」「シニア」の方も働いたことがあり、幅広い年齢が活躍しているアルバイトと言えそうです。
映画館バイトを始めたきっかけは「映画が好きだから」
次に、映画館バイトを始めたきっかけについて回答結果を見ていくと、「映画が好きだから」が48％で最多でした。映画に携わる仕事自体に魅力を感じている人が多いのでしょう。新作の映画情報をイチ早くキャッチすることができたり、アルバイト先によっては社員割引で映画が見られたりと、映画好きにはうれしい待遇がある場合も。
「商業施設の中にあるから」の項目に、20％の回答が集まったことにも注目です。映画館はショッピングモールなどの中にあることも多いため、アルバイトのついでに周りにあるお店で買い物を楽しめたり、施設がきれいだったり、通いやすい場所（駅）に位置していたりという点で応募につながりやすいのでしょう。
映画館のアルバイトに求める条件は「給料」「仕事内容」。中には「条件なし」の回答も？
続いて、映画館バイトに求める条件を聞いたところ、1位から順に「時給」「仕事内容」「通勤時間」という結果に。好きなことを仕事にしたいと思いつつも、アルバイト先を選ぶ際には条件も含めて総合的に判断しているようです。
4位、5位は「髪型髪色の自由」「制服の見た目」。自分好みの見た目で働けるかどうかを重視する人も多いようです。ただし、求人によっては髪色に規定があったり、制服着用をしたりして、接客時に不快感を与えないような身だしなみが求められる場合も。あらかじめ確認することが大切かもしれません。
「映画館バイトがしたいので条件は選ばない」には5％の票が集まりました。やはり「映画に携わる」ことに1番重きを置いている人が一定数いるからこそ、この結果が出たのでしょう。
映画館バイトの「売店の販売・レジ業務」は楽しい反面、大変さも
映画館バイトの中で1番楽しかった業務と大変だった業務について聞いた結果は、なんとどちらも「売店の販売・レジ業務」が1位に。主に映画のグッズや飲食物の販売の業務のことを指します。アンケートによると「上映を楽しみにしているお客さんの表情が良かった」「接客するのが楽しかった」という声が多い一方で、「上映前にお客さんが殺到して忙しかった」という苦労の声もありました。楽しさも大変さもあるからこそ、やりがいを感じられる業務だと言えそうですね。
楽しかった業務の2位は「チケットもぎり」。理由としては「単純作業でやりやすかった」や「どんな人が見にきたか観察するのが楽しかった」という声がありました。
大変だった業務の2位は「上映後の清掃」。上映中の暗い空間では食べこぼしをしやすいため「床や座席が汚れてしまうことがよくあった」そうです。また、「次の上映が始まるまでの限られた時間の中で、きれいな状態に戻すことが大変だった」といった声も。テキパキと作業を行うことが求められる業務でもあるようです。
まとめ
最後に、映画館バイトをして印象に残ったエピソードを聞いてみると、「色んな世代の方と接することができる」「ゆったりとした時間が流れている」「映画の感想を伝えてくれるお客さんがいた」など、映画館バイトならではの魅力が伝わってくるような声がありました。バイト仲間とも同じ趣味を持つもの同士、話が盛り上がるかもしれませんね。興味のある方は、この機会にぜひ映画館バイトを探してみてください。
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