2日〜1カ月程度の短期バイトは、空き時間を活用して効率よく稼ぐことができる、掛け持ちがしやすいなどといったメリットがあります。そこで今回は、2022年11月に株式会社マイナビが実施した全世代対象のアンケートをもとに、短期バイトで人気の職種や働く目的、他のアルバイトとの掛け持ち状況などをご紹介します。
アンケート概要
調査方法
外部調査パネルによるWEBアンケート調査
調査期間
2022年11月25日〜2022年11月26日
調査対象
短期(2日〜1カ月)のアルバイト経験者
回答者数
100名(男性50名/女性50名)
【動画でチェック↓】短期バイトってどんなバイト?
短期バイトで1番選ばれている職種は「イベントスタッフ」
まず、実際に働いたことがある短期バイトを聞いてみたところ、「イベントスタッフ」が31%の回答を集め1位となりました。設営や誘導、警備、ショップでの販売など、仕事内容は多岐に渡りますが、何よりライブや展示会、スポーツの大会といったイベントの雰囲気を味わえることに魅力を感じ、応募する人が多いのではないでしょうか。
僅差で「2位は「工場/ピッキング」。梱包や仕分け、検品、商品の棚卸し、在庫管理など単純作業ゆえ未経験でも働きやすいことが、アンケート上位の理由かもしれません。 派遣会社を通して募集しているケースも多いので、目に止まりやすいというのも一つの理由でしょう。
また「その他」の回答からは、「選挙スタッフ」「プールの監視員」「農家の手伝い」など、短期バイトならではの仕事も見られました。
短期バイトをする動機は、「お金を稼ぐため」が圧倒的多数
次に、短期バイトをする動機について聞いたところ、「お金を稼ぐため」が最多に。
具体的なお金の使い道は、「生活費」「貯金」「欲しいものがある」が多くの票を集めました。中でも「生活費」は欠かせないものですし、物価や電気代の高騰といった社会的な背景も反映されているのではないでしょうか。
「学費」と答えた人は、数値で見ると6%にとどまっていますが、高校生や大学生から多くの回答が得られた項目です。「必要なときに必要な額を集中して稼ぎたい」という学生にとって、短期バイトは良い稼ぎ方となるでしょう。
短期バイトをしている人の4割が、他のアルバイトを「掛け持ちしている」
アルバイトの掛け持ちをしているかどうかについては、全体の半数近い44%もの人が「掛け持ちしている」という結果に。
掛け持ちのスタイルはさまざまですが、注目したいのは、複数の短期バイトを掛け持ちしているケースが多いことです。例えば、週3日以上などコンスタントにシフトに入ることが難しくて長期のアルバイトができなくても、期間が限定されている短期バイトなら、自分の都合に合わせて働くことができるでしょう。
アルバイトの掛け持ちは、収入を増やせる、スキルアップが見込めるなどのメリットがある一方で、シフトを詰め込みすぎてスケジュールに無理が生じたり、働きすぎて体調を崩したりとデメリットも。生活とのバランスも考慮して、掛け持ちのアルバイト先を探すのをおすすめします。
短期バイト先の指導者の対応は、「親切だった」の声が8割
続いて、短期バイト先の指導者や教育担当者の対応について聞いたところ、約8割が「親切な対応だった」という回答でした。「わからないことがあった場合も丁寧に指導してくれた」「休憩時間や食事時間に気を配ってくれた」など、短い期間ながらも良い人間関係を築けたケースは多いようです。
一方で、「親切ではなかった」と回答した残りの2割からは、「マニュアル通りの説明があるのみでそっけなかった」「担当者の対応が冷たかった」などの声も。そうした際には、自分からあいさつをしっかりしたり、言葉遣いに気をつけたりするなど、コミュニケーション方法を工夫してみることで変化が生まれるかもしれません。
まとめ
最後に、今回のアンケートに回答いただいた方に、「短期バイトで印象深いエピソード」を聞いてみると、「前のバイト先で一緒だった人に他のバイト先で再会した」「正社員に誘われた」などの声が寄せられました。短期バイトでは、お金を稼ぐことはもちろん、人との出会いや仕事のスキルアップの良い機会になるでしょう。皆さんも、気になる短期バイトがあればぜひこの機会に応募してみてくださいね。