1923年に発生した関東大震災では、家屋の倒壊や火災で、歴史に残る大きな被害が発生しました。この地震を教訓に1960年に制定されたのが防災の日、9月1日。今回はもう少し身近なところで火や水に関する気配りをおさらいしておきましょう。
地震が起きたそのとき、もし家で料理をしていたら火(ガスコンロや暖房器具など)は必ず消しましょう。また、タバコはきちんと灰皿でつぶして消したり、水を掛けて消すこと。日ごろはなんとも思わないことでも、いざ事が起こると、小さなことでも忘れがちです。
地域によっては9月になっても真夏と同じような暑さが続くこともあります。夏物の服から新しく買った秋物に切り替えようにも、暑さが変わらなければ汗をかいて台無しに。夏服でいいのか、衣替えをしたほうがいいのか、悩むところです。しかも9月には台風が上陸することも。気温が急激に下がる日もあります。さらに真夏の暑さにより体力が消耗している時に雨にずぶ濡れになって、風邪をひいてしまうことも。
また、雨の時には滑りやすくなります。つるつるのタイルだけではなく、道路では金属製のマンホールや排水溝の蓋なども要注意。自転車やバイクでも転倒の原因となります。大災害ではなくても悪天候のときには普段は起こりにくいトラブルに見舞われることも。時間に余裕をもって行動することも忘れずに。
文:編集部